最初はカッパの頭が平たく皿のように見えていたのが、江戸時代には本当に頭の上にお皿がのるようになりました。 皿に水があることで、パワーが発揮できるとの話も伝わっています。
室町時代の書物に「カワウソが老いて河童」になると書いてあります。カワウソの頭は平たいので皿のように見えます。昔の人の髪型のちょんまげを切り取ると、頭が平たく見えます。 このようにカッパの頭が平たかったので、江戸時代の書籍(1697年)には「カッパは、顔が醜く、子どものような姿、肌は青黄色、頭頂にはくぼみがある」と書いてあります。 でも、江戸時代中期のカッパの絵には、頭にお皿が描かれてないのも多くあります。この頃は皿のあるカッパ、ないカッパといろんな種類がいました。100年ほど後の江戸時代の後期になると、ほとんどのカッパに皿がのるようになりました。 カッパはお皿にある水がないと、パワーを出すことができないので、カッパはお皿を大切にしてます。
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