もちろん、河童は、男女で仲良く暮らしています。
江戸時代にも「ネネコ」や「海御前」など、よく知られていた女性の河童もいました。

江戸時代の絵を見ると、確かに男性だけですし、伝承も通い婚の話や、カッパの嫁取りが多く。男性中心です。でも、茨城県には、「祢々子（ネネコ）河童」の伝承があります。
祢々子は関八州の女親分で、昔は暴れ者でしたが、今では縁結びやお産などに御利益がある霊験あらたかな神様です。
福岡県の伝承で、平家の女官（教経の妻）が壇ノ浦の源平の戦いに敗れ入水し、九州の河童の総大将と言われている「海御前」になったと伝わっています。
他にも、「おその」といわれる美女河童の話などもあります。

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