カッパの先祖は、奈良時代、水の神さまでした。カッパ族の間では「げんカッパ」と呼んでいます。

　奈良時代の文献に、荒れている海を静めるために、水の神さまである「河伯」に２人の住人を祭る話があります。住人の１人が「河伯が瓢箪を沈めることができれば海に身を献げる」と言い、瓢箪を投げ込みます。瓢箪が沈まなかったので命は助かりました。同様の伝承が「カッパと瓢箪」として各地に伝わっています。中国の水の神さまである「河伯」を先祖に持つカッパのお話です。

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