2001年9月に設立した、水が好きな人が参加しているボランティア団体。
 2003年3月に京都を中心に滋賀・大阪で開催された「第3回世界水フォーラム」に向けて、千年の都・京都で育まれた「水にかかわる伝承や食文化」について調査・研究し、開催地である京都から世界・日本の方々に発信・紹介する場を作ることを目的に発足し活動を行ってきた。
 世界水フォーラムでは、分科会で研究報告するとともに、ポスターセッションやNPOブース等で文化を紹介するパネル展示を行った。また、開催に向けて実施した「京の水文化を語る座談会」を開催し、フォーラムに併せて「もっと知りたい!水の都 京都」を出版した。世界水フォーラム開催後も、「京の水文化を語る座談会」を継続するとともに、水関係の団体と連携し「京の水物語マップ」を発行するなど、水文化の調査・研究と社会への発信を行っている。
 京の都の水文化は、そのなかの多様な水と人との関わりから、これからの「暮らしと水」を考える視点として、環境・生活・歴史と文化の視点を示唆してくれている。
 この3つの要素が新たな「水の文化」として組み直され、持続可能な循環型社会を京の地から創りあげることを目指している。